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左右社の対応への所感

真魚八重子著「心の壊し方日記」へ「被害者」の立場から抗議を行いましたが、その対応についての感想です。

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真魚八重子『心の壊し方日記』に関するご指摘につきまして
2022年11月28日 左右社代表 小柳学
https://sayusha.com/news/-/post-1307

 


左右社としては「プロモーションにおいて問題はあった」「このたび、「映画秘宝」DM事件の被害者や、本件で声を上げている方々に対する誹謗中傷が再び起きてしまったことを謝罪いたします」「また本書読者への誹謗中傷もどうかお控えください」との事ですが、書籍自体には

「著者自身が模索し立ち直ろうとする姿を描くことで、家族についての同じような悩みを抱えている方にとっての支えになると考え、」

問題はなく、現状のまま販売を続けるという判断でした。

 


①プロモーションの問題

「問題があった」と認めて謝罪いただけてよかったです。
「社内のチェック体制を見直し」との事ですので、今後私のような思いをする方が居ないことを祈ります。

 


②本の出版による二次加害

「「映画秘宝」DM事件の被害者や、本件で声を上げている方々に対する誹謗中傷が再び起きてしまったことを謝罪いたします」との事ですが、私としては現在は、この本をそのまま販売し続ける事自体がもはや「二次加害」では?と思っています。(その根拠は以下に記載しています)

 


③現状のまま販売し続けることに対しての疑問

繰り返しになりますが、私としては今現在も
「心の壊し方日記」が書籍の中に注釈をつけずに流通していることに問題を感じています。

 


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【なぜ私は注釈が必要だと考えるのか】

この本が「ノンフィクション」で、「書かれている内容が事実である」として販売されていることを一番の問題だと考えています。


・ファクトチェックが無かったとしか思えない
・読者が「関係者」に確認済だと感じるような「あとがき」での記述があるが、p138「炎上」の章やp178「Twitterの退会」の章での関係者である「被害者」には出版にあたって事実関係の確認は無かった


私は出版にあたり「著者や出版社が関係者全員に確認をしろ」と言いたい訳ではありません。
ノンフィクションとして売るからには「出版にあたり(「炎上」の章等での)関係者への事実確認等は無く、著者から見えていた主観のみで当時のことを書いている」と本の中に明記して欲しいのです。

この本の中に書かれている「事実」は、私の知っている事実とは異なっています。しかし「ノンフィクション」として出版され流通することで、この本の中の事実こそが実際にあったこと、に(私の立場から見れば)過去が書き換えられていきます。

また客観的に見ても、時系列等を含め著者の主観と現実の出来事には乖離があると感じます。

※著者の方の状況に配慮して、公開することは控えますが、本の内容(著者の主観)をそのまま事実とするのは問題がある、と考えるのに十分な証拠も私の手元にあります。

 


三国志演義」はフィクションと銘打たれていますが、それでも我々読者は事実と混同しますし、正史の陳寿三国志」でも、「作者は蜀漢に仕えた人物で、この書物は魏を正統王朝としている」という前提を持って読まれます。

「心の壊し方日記」という本が著者の記述をそのまま「ノンフィクションであり事実」として読者に提示することは、前提を伝えないまま読者を著者の主観に巻き込んでいきます。これを「ノンフィクションとして問題が無い」とする事は、「本」そのものへの信頼の揺らぎだと私は感じています。

 


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いい感じのイメージで、レベッカ・ソルニットの本も2冊出してる出版社でも、一般人の声への現実での対応はこうなんですね、と思い知りました。


今回も「出版業界では普通は〜」とか「この場合は司法では〜」とか(私からは特に質問していないにも関わらず)教えてくださる方々がいらっしゃり全員が、大意としては「(出版社よりも)お前の方が非常識である」って諭して下さいました。しかし世の中的には非常識でも私にとってはそうでは無く、だからこそ私は既に行動に移していた状態だったので、「良かれと思って」言ってくださってるというのは理解しますが、今更そのアドバイスに何の意味があるのかよく分かりませんでした。

とにかく「出版社に対しての要求は諦めろ」という気持ちは伝わりました。

なるほど、こうやって本出せたり相手の気力を奪った方の言い分が世の中の「事実」になって、「歴史」の内容ってこんなふうに書き換えられていくんだな!と、まさかのリアタイで体験できたのが怖かったです。

 

私が起こした行動に対して、相手方(左右社や著者)は当然訴訟を起こす権利があります。私は個人としてリスクを負いましたが、黙っているのが無理だったのでしょうがないです。

とりあえずここまで一般人1人で頑張ったので、その根性だけでも褒めてもらえると嬉しいです!

 

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※ ②本の出版による二次加害 についての参考資料です
 (斜線部分は私による補足です)


著者の配偶者の方によるツイート

・言うなと口止めされているのでフンワリとしか言えないけど、「握り飯」。品が無いのは知られていると思うけど、加えて知性の欠片も無いので、相乗効果で視界に入ると比喩じゃなく、本当の意味で泣きながら嘔吐する。
(11月14日、私がブログを出す前の発言)

ロマン優光のコラム、対象者に承諾得たのか聞いてみたらいいんじゃね?

・知能が2くらいしかない人に、知能が100000000くらいの人が「どうしたものか?」と悩んでいる状況を隣に見ている。

・ワシャ被害者やぞ!100%で土日祝日関係なく対応すんのが普通やないのか?おら!その謝罪がきにいらんのじゃ!有名人の謝罪とか怖いんじゃコラ!

(上記3つの発言について)昨晩の私のツイートは私個人の思い/考えのものだったが、結果として真魚を困らせて、悲しませてしまったので、削除しました。

 

 

映画秘宝関係者の配偶者の方によるツイート

・今度は左右社さんを潰すつもりなのかな

・握り飯さんがお魚さんの本の内容について散々反応して結果的に大々的に宣伝している

・握り飯右左社にここまできちんとお詫び文書を貰って対策もとると言ってるのにまだ不満なのか……

 


書評家の豊崎由美氏によるツイート

(私のブログを引用RTして)真魚さんは「炎上」の章で〈配慮に欠けた呟きをしてしまった〉〈被害者に対する気遣いのない、人としてあまりに配慮に欠けた行動だった〉など自らの非を認め、反省の弁を述べていることも、この本を読んだ者として報告しておきます。

(私のリプライへの返信として)ブログを読んだので、あなたが本を読んでいることはちゃんと分かっていますよ。ただ、真魚さんが自著の中でほとんど反省を見せていないと述べておられるようにも読めたので、本を未読の皆さんに向けて、念のために「報告」をしたということです。

・書評家として書きます。真魚さんがあの本でしようとしているのは、自分の身に何が起きたのか(家族のことが中心)、自分が何をしてしまったのか(炎上の件も含む)を、客観的な目で「書く」ことでしか(真魚さんには)できない、壊れかけた自分の立て直しです。

・「それでも真魚さんはあの本を出すべきではなかった。二次加害にあたるから」とわたしに言わせたいんでしたら、お断りします。そんな「踏み絵」に従うつもりはありません。

 


町山智浩氏によるツイート

(#映画秘宝の被害者への二次加害に抗議しますのハッシュタグで私を擁護して下さった方のツイートを引用して)兄を亡くし、夫がガンで、本人も自殺しかけた体験を書いた人を、ウキウキしていると決めつけるのは「加害」ではないのでしょうか?

 

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町山智浩氏が一貫して真魚八重子氏への誹謗中傷に関しての注意喚起は手厚く行っている一方で、私に対しての暴言を繰り返し「「DM被害者は愉快犯」なので復讐する」等と言っている人とは、彼らが(私に対しての)暴言を行なっている最中にも仲良くリプライをし合っていたのが実際に起きた出来事で、ノンフィクションな事実です。

 

以下のスクショは私に対する暴言の参考(一部)です。

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著者の真魚八重子氏のnote

『心の壊し方日記』左右社の声明|真魚八重子|note
https://note.com/manayaeko/n/n9fc791e7967f


2022年 11/30 21:30 修正前のコメント
・お騒がせしてすみません。図書館で借りてでも構いませんので、該当書籍をお読みになり、皆様がご自分で判断していただければと思います。


2022年 12/1 15:00 
・図書館で借りていただいてでも結構ですので、ご自身でお読みいただき、内容を判断していただけると幸いです。